●富大、富山東が最多66人
2024年度の大学入試合格者が29日までにほぼ出そろい、富山新聞社の取材では、県内の高校から国公立医学部医学科に61人（前年56人）が合格し、このうち富山中部が前年より10人多い31人と躍進した。富山と高岡はともに10人で、それぞれ前年より6人増、3人減だった。（人数は現役、浪人含む）
国公立医学科合格者は、片山学園6人（前年15人）、砺波2人（同1人）、富山一、福岡1人ずつ（いずれも前年0人）と続いた。富大医学科には6校から37人が合格した。富大は富山東が66人で最多だった。
各高校の担当者からは、2025年1月の大学入学共通テストから出題教科・科目が大きく再編されることから、浪人を避けようと「後期・私立大の出願を手堅くする傾向がみられた」などの声が聞かれた。コロナで学校生活が制限されて、就職を選ぶ傾向が強かった高校もあった。
東大の合格者は30人（前年46人）、京大は21人（25人）。合格者数は浪人生からの報告などで増える可能性がある。表に掲載されていない高校の富大、県立大、金大の合格者数は次の通り。
▽富大 富山いずみ13、富山北部9、大門9、滑川6、富山商6、高岡商6、小杉5、富山国際大付5、八尾5、新湊4、氷見3、高岡工芸3、入善3、高岡龍谷2、富山工2、雄山1、魚津工1、伏木1、石動1
▽県立大 大門19、新湊17、八尾14、富山いずみ13、富山北部10、小杉10、滑川9、石動9、氷見7、富山国際大付4、入善3、高岡工芸3、伏木2、富山工2、雄山1、富山西1、高岡商1、高岡龍谷1
▽金大 氷見2、富山国際大付1、新湊1、滑川1、富山商1、富山いずみ1
