国公立医学科に62人 泉丘26人、金大附属24人

  ●金大に二水99人、4年連続最多

 2024年度の大学入試の合格者が29日までにほぼ出そろい、石川県内の高校から国公立大医学科に62人が合格した。泉丘が昨年より5人少ない26人でトップとなり、金大附属が24人で続いた。金大合格者は二水が29人増の99人で、4年連続の最多だった。

 北國新聞社が石川、富山の両県の高校に取材し、まとめた。合格者数は各校の回答時点の速報値で、卒業生からの報告などで今後増える可能性がある。

 国公立大医学科の合格者は泉丘、金大附属以外では、星稜が1人増の4人、錦丘と小松が3人、桜丘、輪島が1人だった。富山県の高校では全体で61人が合格した。

 金大は小松が75人で二水に続き、桜丘が67人、泉丘が66人だった。金沢は16人で、昨年の2倍だった。国公立大合格者数の合計では泉丘が307人で最も多く、桜丘は昨年より40人増やして275人となった。

 能登半島地震で被災した輪島からは、学校推薦型選抜で14年ぶりに医学部への合格者が出た。羽咋は現役生6人が旧帝大に合格した。旧帝大合格者は3年ぶりとなった。

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