壁一面に猫、猫、猫! 世界中の児童が描いた作品100点 横浜あーすぷらざで「ねこまつり」

世界中の子どもたちが描いた猫の絵が並ぶ「ねこまつり」会場=横浜市栄区の県立地球市民かながわプラザ

 世界中の児童が描いた猫の絵や、猫の世界を体験できる遊具が楽しめる展覧会「ねこまつり」が横浜市栄区の県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)で開かれている。猫になりきった子どもたちは段ボール製の迷路をくぐったり、大きな紙袋に入ったりしながら楽しんでいた。4月7日まで。入場無料。

 壁一面に猫、猫、猫-。猫単体の絵や猫がいる日常を切り取った絵など、色使いやタッチが異なる100点が出迎える。1981年から続くカナガワビエンナーレ国際児童画展で入賞した作品の中から猫の絵だけを集めたという。

 展示室の中央には段ボール製の迷路や寝転べる円形の大きなベッド、トンネルなどを設置。猫のトイレはボールプールで表現している。猫好きの担当者2人が企画しており、猫への愛があふれる展示となっている。会場には人の動きを感知すると2人が飼う保護猫「レオ」と「ボニー」の鳴き声が聞こえる仕掛けも施され、来場者を癒やしていた。

 家族で訪れた女児(7)は「絵がかわいかった。毛並みがふわふわしている様子が描かれていて上手」と笑顔。3姉妹で遊具を楽しんでいた。企画した久保田知美さんは「世界の子どもたちの目から見た猫を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 午前10時~午後5時(最終入場は同4時半)。月曜休館。平日限定で会場に飾られた猫の絵のオリジナルカードをプレゼントしている。

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