金魚千匹、幻想の世界 沖縄ライカムで「ミュージアム」開幕 国産や海外産、38種類を展示【動画あり】

鮮やかにライトアップされた水槽の中を泳ぐ金魚=29日、北中城村・イオンモール沖縄ライカム(名護大輝撮影)

 【北中城】金魚とアートを融合させた日本最大級の「沖縄金魚ミュージアム」(主催・沖縄タイムス社、UWSエンターテインメント)が29日、北中城村のイオンモール沖縄ライカムで始まった。6月9日まで。初日から多くの家族連れなどが訪れ、幻想的な光や音楽で演出された約千匹の金魚を楽しんだ。

 生態系にも配慮した新たな金魚鑑賞を提案するアクアリウムクリエイターの宮澤雅教(がきょう)さんが監修した。2018年の奈良市を皮切りに、各地で移動式のイベントを開いてこれまでに100万人を動員した。

 今回のイベントではテーマごとに6エリアを設置。国産や海外産の金魚38種類を約70の水槽で展示している。

 宮澤さんは「(金魚の一種の)琉金は中国から沖縄を通じて日本に広まった。沖縄は金魚との親和性がある。金魚とアートの世界を楽しんでほしい」と呼びかけた。

 イベントは平日午前11時~午後6時、土日祝日は午前11時~午後7時まで。(中部報道部・砂川孫優)

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