旬の魚や果物、花などを市場の担当者に紹介してもらう「」。今回は「アオサ」です。いま話題のアオサを使った商品も紹介します。
今が旬のアオサ。アオサのみそ汁、磯の香りがたまらないですよね。
松井綾乃アナウンサー「アオサといえば相馬の松川浦ですよね」 福島丸公・山下明彦さん「有名になりましたね。今年は浜の方に聞いたんですけど、品質は例年よりもよいということで、香りも味も楽しめるんじゃないかと思います」
みそ汁に入れる以外にも…
相馬市松川浦は、かつて東日本を代表するアオサの産地でしたが、2011年の震災・原発事故で出荷を自粛。安全性が確認され、6年前に出荷を再開しました。アオサはみそ汁に入れるという人も多いと思いますが…。
松井アナ「おみそ汁に入れるときは乾燥したまま入れていいんですか」 福島丸公・山下明彦さん「乾燥したままでも大丈夫ですけど、できたら水で戻してみそ汁を作ったほうが風味も損なわれないと思います」
そんなアオサ、食べ方は他にも色々あるんです。
松井アナ「山下さんのおすすめは?」 福島丸公・山下明彦さん「私は天ぷらですね」 松井アナ「私天ぷら食べたことないです!」
ということで、市場でアオサを天ぷらにしてもらいました。水で戻したアオサの水分をしっかりと取ってから、揚げるのがポイントです。
いま話題の万能調味料も…
揚げたてのアオサの天ぷら。塩をかけていただきます。
松井アナ「さっくさくですね!アオサの香りがふわ~って広がります。口いっぱい、アオサ。つゆじゃなくて塩のほうがこのアオサの香りがより引き立つかもしれないですね」
そんなアオサで有名なのが、相馬市。道の駅を訪ねてみるとアオサを使用した商品が多く並んでいます。
その中に…。
松井アナ「これです!『かけるあおさ』」
ごはんにパンに、パスタにも!
道の駅で販売されている「松川浦かけるあおさ」は、松川浦産の乾燥アオサ、ニンニク、ゴマなどをオイル漬けにした万能調味料です。今年1月には、県産の農林水産物を活用して作られた6次化商品のコンテストでグランプリに輝きました。
道の駅の支配人も、その人気ぶりに驚いています。
道の駅そうま・大井薫支配人「うちでも一番の商品です。アオサっていうと年配の方のイメージがありますけど、若い方からも幅広く人気。いろんな料理に使えますから」
この商品は、相馬市の加工会社と郡山市の老舗漬物店がタッグを組み、開発されました。製造の過程のポイントは「手作業」。アオサに異物が入っていないか機械ではなくスタッフの目で確認しながら取り除いているため、愛情もたっぷりです。
マルリフーズ・阿部純也営業部長「アオサと説明しても、ほとんどみそ汁のイメージしかないんですよね。和を脱却するための商品を作りたいというのが一番最初のスタート。和食以外でも色々な料理に使っていただいて、より松川浦やアオサに親しんでもらえたらうれしいなと思います」
おすすめの食べ方のひとつは、やはり熱々のごはんにかけて。
松井アナ「おいしい!アオサの存在感がすごいです。ニンニクとゴマ油に負けない味の強さ、相性抜群ですね。ごはんに合わないわけがない!」
和の脱却、ということで、軽く焼いたパンにのせても、相性抜群です!
その他、パスタにもおすすめということです。