戸郷翔征&西舘勇陽、若手右腕の躍動で阿部新監督に白星発進プレゼント!谷繁氏は西舘に「どこか浅尾っぽい」と絶賛

◆ 「大人のピッチングをしていた」

巨人対阪神の伝統の一戦で行われた注目の開幕戦は、攻守で好プレーを連発した巨人が4-0で阪神を圧倒した。初回からライトの梶谷隆幸のダイビングキャッチで流れを断ち切ると、スコアレスの5回に相手のミスと梶谷のホームランで3点先取。投手陣も先発の戸郷翔征が6回を無失点で役目を果たすと、残る3回は1イニングずつの継投策で阪神打線をシャットアウトし、阿部慎之助監督が嬉しい初陣を飾った。

29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを努めた谷繁元信氏は先発の戸郷に対し「開幕という緊張感があったと思いますし、そんなに良くはなかったと思うんですよ。でもその中で0で抑えた。やっぱり今年は戸郷が引っ張っていくのかという感じがしますね」とエースの働きを期待。解説として出演した大矢明彦氏も「もう落ち着いてきたね。マウンドの上でね。もう自分の力の出し方がもうわかってきたんで、開幕も自分が行くぞという気持ちで、もう自信満々で上がっていた」とメンタル面でも成長したと解いた。

もう一人の解説者・館山昌平氏は「だいぶ丁寧に投げてましたよね。高さを揃えて、なんとか変化球も低めに集めて、要所をしっかり締めていたなという印象でしたね。ちょっと大人のピッチングをしてましたよね」と投球技術に高評価を与えていた。

また2番手で1イニングをパーフェクトピッチングデビューを果たしたドラ1ルーキー・西舘勇陽に大矢氏は「ジャイアンツは去年、後ろの方がずいぶん困っていたんで、活きのいいピッチャー出てきたなと思って。守っていても守りがいのあるピッチャーになると思うね」と新戦力の投げっぷりを絶賛。谷繁氏は「僕は浅尾(拓也)と組んでたんですけど、どこか浅尾っぽいんですよ。ちょっと後ろがちっちゃくて、クイックで投げるし、小気味いいピッチングをしてくれるんですよね」と中日の名リリーバーを彷彿させるとコメントすると、館山氏も「150キロ中盤のボールと、浅尾投手みたいな縦割れのカーブもフォークもあります。非常に楽しみで、セットアッパーとしてはもう抜群のピッチャーが出てきましたよね」と十分戦力になると太鼓判を押していた。

若手右腕コンビが目立った開幕戦。今シーズンは新戦力がジャイアンツに新しい風を吹き込ませてくれそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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