1000本もの桜が華やかに色付く奈良県桜井市の花の御寺「長谷寺」

1000本もの桜が華やかに色付く奈良県桜井市の花の御寺「長谷寺」

奈良県桜井市にある「長谷寺(はせでら)」は、ぼたんや桜の名所として知られ、別名「花の御寺」と呼ばれている。

春には約1,000本もの桜が広い境内を艶やかに彩り、「花咲かば堂塔埋もれつくすべし」と高浜虚子が詠んだように、本堂や山内の堂塔伽藍は桜に包まれ、その眺めは壮観の一言。

桜の種類もシダレザクラ、ヒガンザクラ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなど多種多様。濃淡の違うピンクがグラデーションとなって美しさも格別。

長谷寺でおすすめの桜スポットは?

舞台造りの代表建築で国宝でもある本堂。

その舞台から山内を眺めると、まるで桜の雲に乗っているような気分に。

舞台の上から山全体を眺めるのも良いが、間近で見る桜も美しい長谷寺。

特に中雀門の御所桜や入山付近の枝垂桜、亀池にある奈良の八重桜などが人気。

どの桜もそれぞれに美しく、訪れた人の目をひきつける。

天気のいい日は青い空と桜のコントラスト、そして桜に囲まれた伽藍の絵画的な美しさに心が洗われる。

長谷寺の桜情報

▷例年の見頃
3月下旬~4月下旬

▷鑑賞時間
3月:9:00~17:00
4月:8:30~17:00

▷入山料
大人・中高生500円、小学生250円

▷桜の本数
約1,000本

▷桜の種類
シダレザクラ、ヒガンザクラ、ヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ等

長谷寺 春のイベント

本尊大観音特別拝観

普段は関係者以外立ち入りが禁止されている国宝本堂の中に入ることができ、国指定重要文化財の本尊『十一面観世音菩薩立像』のお御足(みあし)に触れてお参り出来る、年に2回だけの特別拝観。記念品として、観音様とご縁を結んだ証の「五色線」が授与される。

【期間】2024年3月1日(金)~7月7日(日)
【場所】長谷寺本堂
【拝観料】1000円(入山料別途・おトクな共通券あり)

本坊大講堂特別拝観

重要文化財に指定されている本坊(大講堂)に入り、本尊と同じ大きさを誇る『<掛けられない掛軸>観音大画軸(複製)』と、長谷寺の縁起を長大な巻物にした『長谷寺縁起絵巻(複製)』を拝観できる。また、NHKの大河ドラマ『光る君へ』に合わせて、紫式部が記した源氏物語に登場する女性、『玉鬘(たまかずら)』にゆかりのある『玉鬘観音像』の特別展示もあり。

【期間】2024年3月1日(金)~7月7日(日)
【場所】長谷寺本坊(大講堂)
【拝観料】500円(入山料別途・おトクな共通券あり)

通常は入山料(500円)と各特別拝観(1,000円+500円)で2,000円が必要なところ、共通券では1,700円ですべての拝観が可能。

特別拝観を楽しみたい方は、長谷寺入口の入山受付で手に入る共通券の利用がおすすめだ。

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