茨城・役所車突入 日立市大屋根広場に防犯カメラ増設 安全対策強化

日立市役所大屋根広場に増設された防犯カメラ=25日、同市助川町

茨城県日立市役所前広場に昨年12月、車が突っ込み市民ら4人が重軽傷を負った事件を受け、市は29日までに、広場の安全対策として防犯カメラを増設した。併せて広場北側には車両の進入を防ぐコンクリート製の車止めを新設した。

市によると、大屋根広場には元々4台の防犯カメラがあったが、事件の教訓を生かすため5台増設した。設置場所は警察と協議して決め、25日に工事を行った。車止めは高さ50センチ、重さ約70キロのブロックで、車が通り抜けられない幅を目安に1.4メートル間隔で計31個設置した。

事件で進入経路となった広場南側は、すでに昨年12月に進入防止柵を設置した。市は来年度、庁舎東側(国道6号側)の広場にも車止めを設置し、一連の安全対策工事を完了させる。

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