「ちょっと構えすぎた」土壇場で追いつかれドロー、京都のキャプテンMF川﨑颯太が守り方を反省「誰か1人は前に出たかった」

京都のキャプテンMF川﨑颯太[写真:©超ワールドサッカー]

京都サンガF.C.のU-23日本代表MF川﨑颯太がドローに終わった東京ヴェルディ戦を振り返った。
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29日、明治安田J1リーグ第5節で京都は東京Vと対戦した。共に勝利が欲しい一戦。試合は京都が主導権を握ると、22分に豊川雄太、26分に原大智がネットを揺らし、早々にリードを広げる。

後半、ホームで負けられない東京Vが徐々に盛り返すが、京都はゴールを許さず。それでも80分にPKを与えてしまい染野唯月に決められると、アディショナルタイム3分には染野に押し込まれ同点に追いつかれ、2-2のドローに終わった。

キャプテンである川﨑はアンカーとしてフル出場。守備ではしっかりと蓋をし、パスでゲームメイクもしていた中、前半のパフォーマンスは良かったと振り返った。

「まずは相手の2トップに対して自分が少し落ちて、スイーパーみたいな形になって、相手のボールを拾うという理想的な前半の入りをした中で、素晴らしい点を決めてくれたことは素晴らしい前半だったと思います」

早々に2点をリードしながらも後半に2失点。「後半は相手がやり方が変わっていく中で、なるべく下げたくないと思っていましたけど、強力なFWがいて、自分たちも1人余らせて守備したかったですし、そういう面で森田(晃樹)選手に自由を与えてしまいました」と、相手のキャプテンでありゲームメーカーでもある森田晃樹2時間を与えすぎたと反省。「PKの部分は連係不足というか、もっと声を出して、人数がいたので守り切れたと思いますし、勿体無いと思います。リードした時の守り方というのは、もっともっと学ばないといけないと思います」と、最後に追いつかれてしまうキッカケとなったPKに繋がったシーンを反省した。

その2ゴールを決めたのは同じU-23日本代表として活動していた染野。京都はその前に5バックにして守りに行った中での失点だった。

「5バックになって、ただ僕たちも引いて守るというよりは、もう1つ圧力をかけた中で5バックでスライドしやすいという形でやりたかったです。そういう面で言うと、自分がCBにプレッシャーをかけたんですが、もっと蹴らせたくないというか、もっと相手に自由を与えない5バックの守り方をしました」

「良いボールを蹴らせないでセカンドボールを拾いたかったですけど、良いボールを蹴らせてしまった後にどうするかという話になってしまったので、ちょっと構えすぎたというか、誰か1人は前に出たかったかなと思います」

チーム内での守り方が揃わなかったという川﨑。これを次に活かせるか注目だ。

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