別れの花火、住民ら拍手 茨城・筑西の鳥羽小、3月で閉校

鳥羽小の閉校記念に校庭から打ち上げられた花火=筑西市

3月末で閉校する茨城県筑西市鷺島の市立鳥羽小で29日、「お別れの花火」50発が打ち上がった。校庭から夕空に向けて勢いよく花火が上がり、光のきらめきが夕暮れ迫る空を彩ると、集まった児童や地域住民から拍手が湧いた。

打ち上げたのは同市海老江の花火会社「森煙火工場」。閉校に合わせて、同校卒業生の森武社長(62)が自ら手がけた。午後6時に始まり、連発花火などが「ドン、ドン」と破裂音を響かせながら数分間続いた。

見守った同小5年の古山心晴さん(11)は「花火で楽しい気持ちになった」と笑顔を見せた。森社長は「輝く将来に向かって頑張ってほしい」と、子どもたちにエールを送った。

同市明野地区の同小を含む小学校5校と明野中が統合し、4月に義務教育学校「明野五葉学園」が開校する。

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