県立博物館(山形市)の「やまはくセレクション展」が、同館で開かれており、歴史、地学、動物など7部門で計約100点の収蔵資料を展示している。
歴史部門では初代山形県令・三島通庸(1835~88年)の刀、動物部門では県立自然博物園で保管されていたハイイロオオカミの剥製などが並ぶ。地学部門では2021年に山形市桜田西の須川河床で採集された約2万7千年前の化石木を紹介する。当時は扇状地の周りに針葉樹の森林が広がり、一部が洪水などで埋もれてしまったため埋没林となったと推定されている。
江戸時代に寺子屋で女子教育に使われた教科書や昭和初期の玩具などもあり、幅広い展示内容となっている。5月12日まで。