大分県内の小中学校で離任式 教職員と子どもたちが別れを惜しむ【大分県】

児童に拍手で見送られる教職員=29日、大分市宮河内
児童に拍手で見送られる教職員

 県内多くの小中学校で29日、離任式があった。転出や退職で学校を離れる教職員と子どもたちが別れを惜しんだ。

 大分市宮河内の川添小(嶋田麻貴校長、157人)では全校児童が体育館に集まり、同校を去る教職員4人が壇上に立った。4人は教え子と過ごした日々を振り返り、別れのあいさつをした。

 児童を代表して5年の十時杏美さん(11)らが「いろんなことを教えてもらい、楽しい学校生活を過ごせた。今までありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。子どもたちが教職員に花束を手渡し、花道を作って送り出した。

 3年1組(17人)では中津市城井(きい)小に異動する担任の宮本翔子教諭(26)が黒板に「一期一会」と書いて「離れても心はつながっている。みんなの成長を願っています」と話した。児童一人一人とハイタッチをして別れを告げた。

 県教委によると、今春の異動は市町村立の小、中、義務教育学校が2078人。県立の中、高、特別支援学校で914人。

© 有限会社大分合同新聞社