USJのグッズはなぜ“オタク心”をくすぐるのか 手に取って分かる“ユニークな仕掛け”満載

数々のコンテンツとコラボレーションし、作品の世界観を堪能できるグッズを送り出してきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン。特に「ユニバーサル・クールジャパン」ではアニメやゲームなどの世界観をパークグッズとして絶妙なデザインに落とし込み、毎年人気を博している。そして3月22日(金)には新アトラクション「名探偵コナン 4-D ライブ・ショー ~星空の宝石(ジュエル)~」がオープン。本アトラクションの出口には『名探偵コナン』グッズがずらりと並んでいる。今回の「4-D ライブ・ショー 」グッズは、映画と連動した「クールジャパン」では実現しなかったアイテムもあるそうで、「コナン好きには堪らない」「良すぎる」などとSNSでも評判だ。今回はそんなユニバーサル・スタジオ・ジャパンが送る“神グッズ”を紹介する。

■犯人の「ぬいぐるみ」

2017年から「クールジャパン」で『名探偵コナン』とコラボレーションしてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン。これまでは劇場版との連動により、映画でキーパーソンとなるキャラクターのグッズなどを中心に展開してきたが、常設のアトラクションができたことにより、今回ラインナップの幅が広がることになったのが1番の特徴だ。

それを象徴するのがアニメやコミックでおなじみの犯人の「ぬいぐるみ」。棚にずらりと犯人が並んでいる光景は思わず笑ってしまうほどシュールで、パークにいったらぜひお気に入りの一体を見つけてみてほしい。

■考えた人天才!

それから「コレクタブルキーチェーン」のラインナップも見逃せない。おなじみの「DBバッジ」や「ターボエンジン付きスケートボード」のみならず、毛利蘭、鈴木園子、灰原哀がそれぞれ携帯電話に付けていたナマコ男、京極真、比護隆佑のストラップもグッズ化されている。

グッズ担当者も「過去の『クールジャパン』で販売したブラインド商品のラインナップは、映画の内容に沿ったものだったんですけど、今回のように今までのストーリーに出てくるものをグッズ化するのは初めて」と話しており、ファンならニヤリとしてしまうアイテムだらけとなっている。特に『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』で登場した毛利小五郎の金色の名刺がリアルサイズになっているのは驚きだろう。

■細かいところまで工夫が

そしてショップで輝いていたのが、安室透グッズ。「喫茶ポアロ」のアルバイト店員で、トリプルフェイスを持つ大人気キャラクターなのは言うまでもない。今回は「喫茶ポアロ」気分を味わえるグッズが多数登場。

ガーリックトースト風味のラスクが付いた「喫茶ポアロ」おなじみのナポリタンのソースや、「喫茶ポアロ」のエプロン、たたむと紙コップのようになるエコバッグなどが販売されいてる。エコバッグのポケットの内側には安室さんのスマホがプリントされていて芸が細かい!

そのほかぬいぐるみ部分が取り外しできる「カチューシャ」や、担当者いわく「10cmほどのぬいぐるみをよく持っている」というコナン好きに向けた「プラッシュセット」なども展開。しかし、ここまでオタク心をくすぐってくるラインナップがそろえられるのは、なぜなのだろうか? グッズ開発担当者に話を聞いた。

■オタク心をくすぐるグッズ、なぜ作れる?

「わたし自身も『名探偵コナン』が好きなので、自分だったらどういうものが欲しくなるかをよく考えています。また同世代の人が『名探偵コナン』のメインターゲットでもあるので、友達ならどういうものが欲しいだろう? という風にも考えながら作っています」と話す。

実際に手に取る人の気持ちまで考えて作られているユニバーサル・スタジオ・ジャパンのグッズたち。やはり中の人は“オタク”なのだろうか…?

「メインの担当になる人は、より作品が好きであったり深い知識を持った人が多いです。そんな人たちがアドバイスをして、より良いものを生み出そうと頑張っています」と同担当者は語る。

その思いはファンたちに届いているようで「金ピカ名刺がかなり魅力的」「犯人のぬいぐるみめちゃ良いじゃん」「ナマコ男のストラップなんて全コナクラが欲しいでしょ」「即、買いました!ポアロのナポリタン!」とSNSでも絶賛。愛の連鎖を仕掛ける、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのグッズは何度見ても秀逸だ。

※グッズの販売状況は取材時のものです。品切れなどにご注意ください。

© ブロードメディア株式会社