「アカベコランド」4月にオープン 物販や絵付け、製造拠点も 福島県会津若松市・飯盛山

飯盛山の参道入り口にオープンする「アカベコランド」

 赤べこに特化した新たな観光施設が4月6日、福島県会津若松市の飯盛山参道入り口に誕生する。オープンするのは会津が誇る民芸品と気軽に触れ合える「アカベコランド」。物販をはじめ、絵付け体験や趣向を凝らしたゲームが楽しめる場を提供し、赤べこの製造拠点も構える。

 同県白河市の白河だるま総本舗14代目の渡辺高章さん(31)が新会社を設立して施設の運営に当たる。総本舗が白河市内で展開する観光施設「だるまランド」と同様に「見て、学んで、楽しんで」がコンセプト。伝統文化が息づく町に新たなにぎわいをもたらしたい考えだ。

 参道入り口にあった空き店舗を改修している。1階は自社の赤べこ商品や地元土産物の売り場とする。2階は観光客らの体験スペースと自社の製造拠点を設ける。

 総本舗は、白河だるまのほかに、新たな感性を取り入れた赤べこも手掛けている。渡辺さんは「民芸品を身近に手に取ってもらう機会を増やし、赤べこのファンを増やしたい」と話している。

 オープン初日は午前10時からの営業を予定している。

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