県内は28日夜から29日昼過ぎにかけ、強い雨に見舞われた。24時間降水量(29日午後2時現在)は鹿沼で93.5ミリに上り、3月の観測史上最大となった。日光東町で94.5ミリ、塩谷で89.0ミリを観測した。
宇都宮地方気象台によると、宇都宮は24時間降水量79.0ミリ、1時間降水量は26.0ミリとなり、いずれも同月の観測史上最大だった。1時間降水量は鹿沼(21.0ミリ)、高根沢(20.0ミリ)などで同月の観測史上最大を記録した。
真岡鉄道によると、同日午前10時ごろ、北真岡-西田井駅間で列車が線路側に倒れかかっていた木にぶつかり、窓ガラスが割れた。けが人はいなかった。撤去作業などのため列車に遅れが出たが、午後1時半ごろまでに通常通りの運行に戻った。雨や風の影響とみられるという。