福島の中学生が全国V キックボクシング、アマU15男子40キロ級

「将来はプロになって世界を目指したい」と語る斎藤さん

 福島市のマックスファイティングスポーツジムで練習に励む斎藤日吉さん(13)=福島三中1年=は、キックボクシングのアマチュア全日本選手権のU―15(15歳以下)男子40キロ級で優勝した。斎藤さんは「中学生になって全国で1位は初めて。最高にうれしかった」とチャンピオンベルトを手に喜びを語った。

 大会は昨年12月に北海道で開かれた。3ラウンド制で、全国各地区の予選を勝ち抜いた3人がトーナメントで競った。

 シードで決勝から登場となった斎藤さんはベルトを懸けて、大阪府代表の松田大将さんと対戦。互角の戦いとなる中で、最終3ラウンド目の残り15秒でハイキックを決めた斎藤さんが判定勝ちを収め「昨年7月の全国大会では決勝で負けていた相手。絶対に勝ちたかった」と振り返った。

 幼少期から空手をやっていた経験を生かして、小学2年生でキックボクシングを始めた。「サンドバッグにキックを打った時が爽快で気持ち良い」と週5日はジムに通って練習を重ねてきたという。また同ジムに所属し、全国大会で何度も優勝している山崎湊さん(学法福島高3年)の存在も後押し、練習相手になってもらって力をつけた。

 将来は世界で戦う姿を思い描く。斎藤さんは「プロになって世界を目指したい。そのために今後もいろんな全国大会で活躍したい」と語った。

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