「大切な人への贈り物」パッケージ考案 長崎県産イチゴ商品PR ジェイブリッジと東京の学生連携

商品を紹介した服部さん(左)と飯塚さん(中央)=県庁

 農水産加工品の製造・販売などを手がける「ジェイブリッジ」(長崎市)が開発した県産イチゴを使った商品について、東京の専門校「バンタンデザイン研究所」でデザインなどを専攻する学生がパッケージを考案した。
 同社は、長崎県島原市で栽培するイチゴ「恋みのり」のピューレを使って、ラスクやグミ、キャンディなどの商品を開発。若者に長崎について知ってもらい、本県の魅力発信につなげようと、同校にパッケージデザインを依頼した。
 学生らは授業の一環でデザイン作成に取り組み、4人が提案したものが採用された。4人のうち飯塚百葉さん(22)=神奈川県出身=、服部初花さん(22)=愛知県出身=、同社の山本祐司社長らが28日、県庁を訪れ、馬場裕子副知事に商品を紹介した。
 飯塚さんのデザインは、長崎らしさを出すため「あれ」「これ」を指す方言「あい」「こい」に着目。「愛」「恋」と重ねて「あいもこいも大切な人と」とのキャッチコピーをあしらった。服部さんは「大切な人への贈り物」との意味を込めて、レトロ調の手紙をデザインした。
 商品はJR長崎駅構内の長崎街道かもめ市場などで販売中。イチゴを使ったカステラも今後販売する。

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