山形市、ベネッセと協定 教職員意欲向上へ、業務効率化や研修

協定書を手にする佐藤孝弘市長(右)と大島一秀支社長=山形市役所

 小中学校教職員のやりがいの向上を目的に、山形市は29日、ベネッセコーポレーション(岡山市)と連携協定を結んだ。同社が教職員の意欲向上に特化した協定を締結するのは全国で初めて。

 同社の情報通信技術(ICT)ソフト「ミライシード」を使い、児童生徒の個別最適な学びを後押しし、教職員の業務効率化を図る。教職員が児童生徒の成長を実感できるよう、デジタル・情報活用検定「Pプラス」を行う。教職員研修も実施し、やりがいを持てる環境づくりにつなげる。市は新年度、複数の小中学校をモデル校に選定する予定。

 市役所で締結式を行い、佐藤孝弘市長と大島一秀東北支社長が書面を取り交わした。大島支社長は「山形市が教育大綱に掲げる山形らしい人づくりに貢献できるよう取り組んでいきたい」と語った。

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