遊びたくない猫vs遊びたい犬 堪忍袋の緒が切れた猫が強烈なパンチ! 激しいバトルの結末は

引用元:@Inu_tsukuneさん

「これは犬にウザ絡みされてた猫がついにブチ切れた瞬間」

そんなコメントが添えられた写真には、犬にパンチをお見舞いする猫の姿が写っています。耳を後ろに倒し、鋭い目つきで犬を睨む猫は、とても怒っている様子。一方、パンチをされた犬は、呆然と立ち尽くしているように見えます。

この後、2匹はどうなったのでしょうか? どうやら本気の喧嘩ではなく日常のよくある光景だとか。飼い主のXユーザー@Inu_tsukuneさんに、詳しいお話を伺いました。

ゆっくりしたいしらすくんと遊びたいつくねくん

引用元:@Inu_tsukuneさん

飼い主さんのおうちには、ラグドールの男の子で生後7カ月の「しらす」くんと、トイプードルの男の子で1歳の先住犬「つくね」くんが暮らしています。

2匹の素敵なお名前には、それぞれ由来があります。しらすくんは、お迎え当時、とても小さく被毛が真っ白だったこと。つくねくんは、ふわふわもふもふの被毛から“ゆるかわ”なイメージを受けたことから授けられました。

普段のしらすくんは、ツンデレで気分屋さんです。足にすりすりしてきたしらすくんを撫でようとすると、ぷいっとそっぽを向いて立ち去ることも。ところが、飼い主さんが椅子に座っていると、すかさず膝の上に乗って甘えてくるそうですよ。

飼い主さん:
「お迎え当初は、体重が数百グラムしかありませんでしたが、現在、4キロまで成長しました。被毛の色合いも変化したので、“しらす”というよりふっくらとした魚の“ブリ”のようです。抱っこしたりブラッシングしたりすると喉を鳴らして“スーパーゴロニャンタイム”に突入します」

つくねくんは、人懐こく元気いっぱい。暴れん坊な一面もあり、よく物を壊して飼い主さんから叱られるそうです。

飼い主さん:
「過去に、ふわふわ素材のドッグハウスを一瞬でぺしゃんこにしたことがあります」

今回ご紹介するのは、ソファでくつろいでいるつくねくんの元に、しらすくんがやって来て「遊ぼう! 遊ぼう! 遊ぼうよ!」と猛烈アピールを始めたときに撮影された写真。

“まったりタイム”を邪魔されたしらすくんは、すぐさま戦闘モードに。つくねくんに痛烈なカウンターパンチを浴びせました。ソファの上で二足立ちになった2匹は、揉み合いに。その様子を目にした飼い主さんは「またか……」と思ったそうですよ。

飼い主さん:
「しらすのほうが容赦なく攻撃します。どちらかが『今は遊びたい気分じゃない』とき、もう一方が『あそぼあそぼあそぼ!』と、ちょっかいを出すことが多いです」

この後、しらすくんとつくねくんはどうなったのでしょうか?

飼い主さん:
「甘噛みし合ったり、爆走したりして、一緒に楽しく遊んでいました」

出会って3日で添い寝するほど仲良し 大切な家族になったしらすくんとつくねくん

引用元:@Inu_tsukuneさん

ラグドールのしらすくんをお迎えしたのは、飼い主さんの夫が「NO CAT, NO LIFE(猫のいない生活は考えられない)」を座右の銘にするほど猫好きだったことがきっかけ。引っ越しを機に、猫をお迎えする環境が整ったことから、しらすくんを家族の一員として迎え入れました。

おうちにやって来た小さなしらすくんと対面したトイプードルのつくねくんは「この小さいの何〜?」と、興味津々といった様子で近づいて来ました。ところが、警戒したしらすくんは、つくねくんに高速猫パンチ! 驚いたつくねくんは、後ずさりをして距離を取りながら様子をうかがっていたそうです。

飼い主さん:
「つくねは、それでもしらすのことが気になってたまらないため、再び、近づいては威嚇され、また逃げて……。それを何度も繰り返していました。3日ほど経つと、一緒に昼寝をするように。1週間後には、2匹で家中を駆け回っていました」

引用元:@Inu_tsukuneさん

ラグドールは、ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンなどと並んで大型の猫種として知られています。しらすくんもまた、飼い主さんのおうちにやって来て半年ほど経った頃には、トイプードルのつくねくんとほぼ同じ体重になりました。

飼い主さん
「当初からよく暴れる仲良しの2匹ですが、しらすが大きくなったことで最近はよくつくねが負けています」

それでも、つくねくんは、しらすくんのことが大好き! しらすくんと一緒に暮らすようになってから、つくねくんはよく走り回るようになり、一緒に遊ぶことができる相手ができて、とても楽しそうにしているそうですよ。

飼い主さん
「病院へ行くときなど、どちらかが家にいなくなると寂しいようです。帰ってくるととても喜んで、ずっとそばにいます。しらすは、まだまだ大きくなると思うので、これからの成長が楽しみです」

最後に、飼い主さんが思うしらすくんとつくねくん、それぞれの魅力について伺いました。

飼い主さん
「しらすの魅力は、“ふわふわツンデレ”なところです。本当は甘えたいのにつーんとした態度を見せます。ところが、抱っこをしてなでなですると鼻をピンクにして“ゴロニャンタイム”がスタート。そんな素直じゃないところがかわいらしいですね。つくねの魅力は素直なところ。好意を“どストレート”に表現してくれます。私が体調を崩すと寄り添ってくれる優しい子です」

種族を超えて強い絆で結ばれたしらすくん、つくねくん、そして飼い主さん家族。これからもにぎやかで楽しい日々を過ごすことでしょう。

写真提供・取材協力/@Inu_tsukuneさん/X(旧Twitter)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/佐東みかん

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