迷子を発見、保護したとして、群馬県警前橋署は男女4人に感謝状を贈った。
高山開人さん(25)=高崎市=は2月18日、自転車に乗った男児(5)が国道17号の車道に入るのを見つけた。男児が涙をこらえて「お父さんとお母さんに会いたい」と話したため、警察に通報した。
高山さんは「小さい子どもが車の死角に入り、危険だった。事故にならず良かった」と振り返った。
大沢隆祐さん(37)麻実さん(28)夫妻、鈴木清美さん(39)=いずれも前橋市=は2月26日夜、コンビニエンスストアで迷子になった小学1年の男児(6)を保護した。
靴を履いておらず、周囲に保護者もいなかったという。大沢さん夫妻と鈴木さんに面識はなかったが、署員の到着までそれぞれの子どもたちと共に男児を落ち着かせた。「困っている子どもがいたら助けるのは当たり前」と口をそろえた。
前橋市の同署で、田村宗二署長が感謝状を手渡した。