外傷なく死因は不明 水田にコウノトリ雌1羽の死骸 島根県松江市

コウノトリ(資料)

 松江市は29日、市内で国の特別天然記念物・コウノトリの雌1羽が死んでいるのを発見したと発表した。2019年4月に雲南市内でふ化した4羽のうちの1羽で、外傷はなく、死因は不明としている。

 松江市文化財課によると28日午前、同市坂本町内の水田で職員が死骸を発見した。研究用として島根県立三瓶自然館サヒメル(大田市三瓶町)に渡す方針で、サヒメル学芸課の星野由美子課長代理は「状態を確認し、はく製や骨格標本にして教育や研究調査に役立てたい」と述べた。

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