技術の粋、美の集大成 人間国宝の祝嶺恭子さんの作品など展示 ANAアリーナ浦添4月7日まで【沖展2024】

[沖展 2024 75th OKITEN EXHIBITION]

 浦添市のANAアリーナ浦添で開催中の第75回沖展(主催・沖縄タイムス社)は、美術や工芸の多くのファンや家族連れが訪れ、にぎわっている。4月7日まで。75回の節目に当たる今回の沖展は力作ぞろい。人間国宝に認定された首里織の祝嶺恭子さんの新作をはじめ、12部門から合計728点の作品が展示されている。来場した人々は、好みの作品を立ち止まって見つめたり、複雑な作りの作品に顔を近づけて見入るなど思い思いに鑑賞を楽しんでいる。沖展の様子を写真で紹介する。(写真部・古謝克公)

緻密な手仕事で圧倒する彫刻作品。子どもたちは目を丸くしながら近づき、精巧な仕上がりを目に焼き付けた=24日、ANAアリーナ浦添

じっくり鑑賞

陶芸作品をじっくりと鑑賞する親子。ユニークで丁寧な仕上がりを、食い入るように見詰めた=23日

アメイジング!

「アメイジング!」 いろいろな角度から作品を見詰め、ガラスの輝きに見とれる子ども=23日

作品と向き合う

個性豊かな作品と向き合う来場者。じっくりとお互いの感想を語り合った=23日

行間を読む

じっと作品に向き合い、筆の強弱や墨の濃淡などから、行間に込めた作家の思いを読む=24日

美術満喫

好天に恵まれた日曜日。開場と同時に多くの家族連れや友人同士が訪れ、美の祭典を満喫した=24日

作品解説

写真部門の作品解説会も人気。会員によるアドバイスに、参加者もうなずきながら「なるほど…」=23日

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