【日光市】 鬼怒川温泉駅近くやきそば「きっかぶ」40年続く名店。

栃木県のソウルフードであるやきそばを作り続けて40年!?の「きっかぶ」を紹介します。

地元民に愛されているお店です。もしかして常連さんばかりで入りづらいのかな?と思ってましたが、考えるだけムダでした。訪ねると分かるのですが、女将さんはどなたにも温かく迎え入れてくれますよ。

やきそばのお店「きっかぶ」とは

場所は「鬼怒川温泉駅」から歩いて3分。車で行っても、お店の横に駐車する広いスペースがあるので安心して停められます。

出典:リビング栃木Web

昔から通っている友人たちには、「電話をして予約してから行った方がいいよ」と、言われていたのにも関わらず…。二度ほど直接行き、本日分は終了でお店が閉まっている状態でした。

出典:リビング栃木Web

その後、3度目の挑戦。懲りもせずに14時近くに訪ねましたら、タイミング良く初めて入店することができ、カウンター席に座りました。店内は4名がけのテーブル席がひとつに2.3人が座れるカウンター席のみ。

出典:リビング栃木Web

そのためテイクアウトを利用する方からの電話がじゃんじゃん入っておりました。電話で予約をしてから受け取りに来る方や直接店頭に来て、後ほど受け取る方など…。人気ぶりがうかがえます。

人の出入りが活発の中、ひとりで切り盛り。終始、笑い声が絶えないくらいとてもフレンドリーな対応をされて、居心地の良い空間でした。女将さんとの会話を楽しみに来るファンの方も多いことでしょう。

メニューは、やきそばときっかぶ焼

メニューはシンプルです。やきそばときっかぶ焼のみ。きっかぶ焼に関しては数枚の限定となっています。なぜなら、粉を計量して焼くのに40分かかるので、朝に1回焼いて用意しておくからだそうです。午前中に売り切れてしまうのも納得ですね。訪れた日はラッキーなことに、最後の1枚を手にすることができました。ぜひきっかぶ焼もあれば食べて欲しい一品です。

出典:リビング栃木Web

きっかぶ焼というのは、いわゆるお好み焼のようです。キャベツたっぷり、生地に甘みがあり中身との味馴染みが良く、しっとりしていて、パクパクいけます。今どき300円は安すぎるのではないでしょうか。小松菜と白菜の煮びたしも付いてきました。ザ・おふくろの味です。

これが、きっかぶの「やきそば」

看板メニューの「やきそば」はというと、量で料金が決まります。

出典:リビング栃木Web

400円、600円、800円、1000円。といった具合に選べます。400円でも十分な量でしたので、ひとつ持ち帰りにしました。

出典:リビング栃木Web

初めてのお客様には目玉焼きをサービスしてくれます。それ以外でもサービスする機会も多いそうだが、付けたい場合は50円とのこと。紅ショウガもたっぷり添えてあり、映えますね。

出典:リビング栃木Web

家で持ち帰って食べても、麺がモチモチしていてソースが薄くも濃くもなくバランスが良い。「冷めても美味しい」ということはまさに、このことだと思いました。わざわざ県外から来て購入しにくる方もいるというから頷ける味です。

また行きたくなる「きっかぶ」

出典:リビング栃木Web

お店の近くにある中学校に通っていた生徒が部活帰りに来てくれていて、ある日、成人になって「ひさしぶり~」と来店することがあるという話もしてくれました。長い年月を休まず営業しているからこそ聞ける温かいエピソードだと思いませんか。そんな女将さんのハートフルな想いも「やきそば」にはたっぷり詰まっていると感じました。食べると懐かしくなって、じーんとする感動な味。きっかぶに腰かけて時間が経つのも忘れそう(笑)

「きっかぶ」へ行く前に

ぜひ、気になった方は食べに行ってみてくださいね。「できれば来る前に電話して予約をしてもらえると慌てなくていい」とのこと。これからも元気で「きっかぶ」の営業を続けて美味しいやきそばを作って欲しいです。

© 株式会社サンケイリビング新聞社