家庭で本格的なラーメンを 佐野らーめん予備校が「食育キット」販売

とちぎテレビ

佐野市の名物佐野らーめんの後継者を育成する予備校が家庭で本格的な佐野ラーメンを作れる「食育キット」を開発し3月から販売を開始しました。

佐野らーめん予備校はラーメン店の後継者の育成支援や市内への移住促進を図ろうと2020年に開校しました。

これまでに7つの店舗がオープンしたほか青竹打ちによる麺づくりなど佐野らーめんの文化の継承を目的に親子の青竹打ち体験なども開催してきました。

今回は「プロが作る本物のラーメンに近いラーメンを家庭で」をコンセプトにらーめん予備校ならではの食育キットを完成させました。

食育キットは麺の材料の中力粉やかんすい、スープの材料となる鶏ガラや魚介だしのパックのほかチャーシュー用の豚バラ肉など9つが入っています。

市販の麺や出汁を使わない本物にこだわった材料をそろえました。

さらに青竹打ちによる麺づくりを体験してもらおうと長さおよそ30センチの竹の棒と麺棒も用意しました。

調理時間は麺打ちや出汁づくりを含め出来あがりまでおよそ4時間かかりますが、作り方の手順を解説したワークブックや動画を参考にして作れるようになっています。

ワークブックにはらーめん予備校の若田部賢代表の「佐野らーめんの文化を感じてほしい」との考えから佐野らーめんのルーツやらーめんについての知識も掲載しています。

食育キットは1セット5千500円で、らーめん予備校のホームページから購入できます。

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