2月の県内の有効求人倍率は1.12倍 持ち直しの動きに足踏みも

とちぎテレビ

栃木労働局によりますと県内の2月の有効求人倍率は1.12倍でほぼ横ばいとなりました。雇用情勢はコロナ禍以降の持ち直しの動きに足踏みが見られるとしています。

栃木労働局によりますと県内の新規求人数は1万4千人あまりで前の年の同じ月より5.1%減少しました。

主な産業別の新規求人を見ますと建設業が住宅着工数の減少や募集人員の絞り込みなどで18.7%の減少。

また、製造業で去年あった自動車製造の期間工やアウトドア特需による求人が減少したことなどで18.2%の減少となりました。

そのほか、宿泊・飲食サービス業などは増加しており、宿泊業については去年開業した宿泊施設の求人などがあり、6.4%増えました。

一方、求職者の離職理由では事業主の都合だけが前の年に比べて増えていて「1月に比べれば数は少ないが景気など企業の厳しい状況が出ているのかもしれず注視していきたい」としています。

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