西郷真央は一時帰国し「シェブロン」へ 稲見萌寧は同組39歳から刺激

西郷真央は持ち前のショット力を発揮したが、予選通過を逃した(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇フォード選手権 presented by KCC 2日目(28日)◇セヴィールG&CC (アリゾナ州)◇6734yd(パー72)

午後にプレーした西郷真央と稲見萌寧は出遅れを取り戻せず予選落ちを喫した。ルーキーイヤーで初めて挑戦したアリゾナのコース。芝の違いにも苦労し、早々に次戦に気持ちを切り替えた。

初日終了時点で2アンダー76位だった西郷の順位は、この日のティオフ直前に90位に落ちていた。バーディ合戦に挑むにあたり、足かせになったのはパッティング。前半アウトの2つのパー5(2番、5番)でバーディを決めてからは、グリーン上で続けてため息。「スコア的にどんどん苦しくなった。パッティングが全てかなという感じです。きょうはイメージよりも転がらず、風も影響した」と無念そうに話した。

「あっという間にメジャーが始まる」。次の出場試合は4月18日開幕の「シェブロン選手権」(テキサス州ザ・クラブatカールストン・ウッズ)。2週のオフのあいだに一時帰国して再渡米する。「やれることをやって練習したい。クラブの調整もしたい。体のコンディションは悪くないので変えないように」とツアーメンバーとして初めて大舞台に立つ。

稲見萌寧はステーシー・ルイスとのプレーを喜んだ(撮影/田辺安啓(JJ))

稲見は次週4月3日(水)開幕の「Tモバイル マッチプレー」(ネバダ州シャドークリークGC)が待つ。イーブンパー115位からこの日は3バーディ、4ボギー。「ティショットは良かったけれど、それからが上手くいかなかった。すごく悪いというわけではない。スコアになかなか繋がらなかった」と「73」で通算1オーバー126位に沈んだ。「クラブの違いもあると思う。そもそも違う芝などへの対応に足りなさがある」と課題を多く感じている。

2戦ぶりの予選落ちした大会では、スター選手と回れたことが財産になったという。元世界ランク1位、39歳のステーシー・ルイスとプレー。「今週はそれが一番勉強になった。全ショット、全クラブ、ステーシーさんは上手いと感じた。ゴルフのタイプが好きだなって。パッティングのタッチの出し方なんかは、自分が求めているものだった」と視線を送り続けた。

スコアの伸ばし合いに加われなかった悔しさは、次のラスベガスで晴らしたい。「自分の実力がないだけ。本当に練習してやるしかない。ついて行かないと置いて行かれてしまう。ショットもパターも両方良くないといけない」。最後の組がプレーを終えた午後7時過ぎ、暗がりのパッティンググリーンでひとりボールを転がす姿があった。(アリゾナ州ギルバート/桂川洋一)

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