ブレーブスに痛手 正捕手マーフィーが左わき腹を痛めて戦線離脱へ

主力に大きな故障者が出ず、ほぼフルメンバーでシーズン開幕を迎えたブレーブスだが、開幕戦で故障者が発生してしまった。日本時間3月30日、ブレーブスは敵地でフィリーズとの開幕戦に臨んだが、正捕手ショーン・マーフィーが7回表の打席でスイングした際に左わき腹を負傷。チームは9対3で逆転勝利を収めたが、マーフィーは故障者リスト入りが濃厚な状況となっている。マーフィーが復帰するまでのあいだ、ベテランのトラビス・ダーノーが正捕手を務め、控えとしてチャドウィック・トロンプが昇格してくる見込みである。

マーフィーは2022年12月の大型トレードでアスレチックスからブレーブスに加入し、6年7300万ドルの大型契約を締結。移籍1年目の昨季は108試合に出場して打率.251、21本塁打、68打点、OPS.843をマークし、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。アスレチックス時代の2021年にゴールドグラブ賞を受賞しているように、守備面にも定評のある選手であり、移籍2年目の今季も正捕手としての活躍を期待されていた。

ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「明日検査をする予定だ。まずはその結果を見てみよう」とコメント。「彼にとっては嫌なことだ。いい形でスプリング・トレーニングを終え、調子はとても良さそうだった。でも、故障は野球につきものだからね」とマーフィーの心情を思いやりつつも冷静に語った。

ブレーブスは今季もマーフィーとダーノーのコンビが捕手を務める予定だったが、マーフィーの離脱で35歳のダーノーが正捕手に繰り上がることになる。2022年に107試合で18本塁打、昨季も74試合で11本塁打を放っており、平均以上の守備力も持ち合わせているため、大幅な戦力ダウンは避けられるだろう。なお、控え捕手が空席となったため、昨季から3番手捕手という立ち位置のトロンプがマイナーAAA級からメジャーへ昇格する見込みとなっている。

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