壺屋焼・琉球ガラス・染織物・漆器 沖縄の工芸品で食卓に彩り テーブルコーディネートのセミナー 参加者「うまく組み合わせて楽しみたい」【沖展2024】

 沖縄の壺屋焼や琉球ガラス、染織物、琉球漆器を生かしたテーブルコーディネートのセミナー「手仕事で暮らしに彩りを!」が29日、沖縄県浦添市のアイムユニバースてだこホールで開かれた。食空間コーディネーターの大木綾子さん(60)が講師を務め、約20人が参加。食卓を彩るコーディネートの方法を学んだ。沖展の関連イベント。

 大木さんによると、おいしさを感じるのは視覚が87%を占めているという。「食卓を囲むのは人生において大切なこと。心を豊かにし、料理のおいしさをさらに引き立たせる」とテーブルコーディネートの魅力を語った。

 講座では三つのポイントを伝授。テーマやメインのカラーを決め、カジュアルやアメリカン、モダンなどのスタイルを決めることが大切と伝えた。実践では週末の朝食や友達とのランチなど三つのシーンを想定し、それぞれコーディネート。浦添織のクロスや琉球漆器、やちむんなどを使って華やかに演出した。

 受講した砂川直子さん(60)=那覇市=は「沖縄工芸品の素晴らしさを感じた。織物や漆、やちむんなどを組み合わせて日常でも食事を楽しみたい」と話した。(社会部・垣花きらら)

食空間コーディネーター・大木綾子さん(右)の説明に耳を傾ける参加者=29日、浦添市・アイムユニバースてだこホール多目的室(喜屋武綾菜撮影)

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