カニがメインの水族館…「配管むき出し」「危険」手作り水槽では限界 新たな水槽購入へクラファン挑戦…結果は?

鳥取県鳥取市にある水族館「とっとり賀露かにっこ館」が、手作りの水槽を新しくしようとクラウドファンディングに挑戦しています。
以前、番組で紹介しましたがその後、挑戦はどうなっているのか?気になった取材班が再び訪れると…

カニが主役の「とっとり賀露かにっこ館」。ここでスタッフが頭を悩ましていたのが…。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長
「自前で作ったものなんです。こちら魚が飛び出さないようにネズミ返しをつけているんですが。見た目にも悪いですし危ないなと感じています」

スタッフ手作りのえさやり体験ができる水槽に、魚と触れ合える水槽。配管がむき出しなど見た目や安全面で問題となっていました。

新しい水槽を購入したい!そこで、考えたのがクラウドファンディング。250万円を目標に先月から募集を始めました。

期限の今月末が近づく中、取材班が再び「かにっこ館」を訪れると…。

安松裕一 記者
「館長、クラウドファンディングはその後どうなりましたでしょうか?」

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長
「おかげ様で目標の250万円に到達いたしました」

見事、今月23日に目標を達成したとのこと。尾崎館長、当初はなかなか支援が伸びず不安な日々を過ごしたと言います。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長
「途中からどんどん支援の輪が広がっていくというのが目に見て分かるようになってきた」

新たな水槽に思いをはせる館長。7月下旬のお披露目を目指しています。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長
「(新しい水槽は)今よりも大きくなります。今はちょうど2つありますけど、これを1つにして真ん中に仕切りをつけて、えさやりとタッチングと両方楽しんでいただける水槽になります」

クラウドファンディングは今月末の締め切りまで続行中。
目標金額を350万円に上げ、これも達成すれば水槽を装飾する備品などを購入したいということです。

ちなみに水槽に企業や自分の名前を掲載できる50万円と100万円の寄付はまだ応募がないということです。

とっとり賀露かにっこ館 尾崎雅雄 館長
「かにっこ館に対する愛情のおかげで大きな目標が達成できたと思っています。もっともっと楽しんでいただける笑顔があふれる『かにっこ館』にしていきたいと思っております」

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