セーヌ川で五輪、競技実現を確信 水質改善、パリ市長らが遊泳へ

インタビューに答えるパリのピエール・ラバダン副市長(共同)

 【パリ共同】パリのピエール・ラバダン副市長(スポーツ・五輪担当)は29日、今夏のパリ五輪でトライアスロンなどの会場として使われるセーヌ川の水質が不安視されてきた問題を巡り、水質の改善措置で競技を実施できると「確信している」と明言した。6月下旬にイダルゴ市長がラバダン氏らと川で泳ぐ予定だとも述べた。共同通信のインタビューに答えた。

 パリ市はセーヌ川で水遊びや遊泳が可能になるよう、五輪招致と共に取り組んできた。昨年夏には、2025年に一般の遊泳ができる場所を市内3カ所に設けると発表した。一方、トライアスロンなどのテスト大会が水質悪化を理由に中止され、本番に向けて懸念が生じた。

 パリでは大雨の際、都市排水があふれてセーヌ川に流れ込み、水質を悪化させていた。ラバダン氏は昨夏の降水量が「例外的だった」と指摘。テスト大会を踏まえた分析や市内に新設した貯水池が4月に稼働することなどで、今夏は対応できると「楽観視している」と発言した。天候次第では競技日を1~2日延期することはあり得るという。

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