中日・涌井秀章が通算2000奪三振達成 史上24人目、ヤクルト村上から節目K

◆ プロ20年目で開幕2戦目を託される

中日の涌井秀章投手(37)が30日、開幕2戦目となるヤクルト戦(神宮)に先発登板。4回にヤクルトの4番・村上宗隆内野手(24)から空振り三振を奪い、NPB史上24人目となる2000奪三振を達成した。

開幕2戦目の先発を託されたプロ20年目のベテラン右腕。初回からテンポ良くアウトを重ね、3回はピンチで見事な牽制死を奪うなど熟練の技術を披露した。

4回は3番・オスナからこの日の初三振を奪取。続く村上も最後は148キロの直球で空振り三振に仕留め、節目の2000奪三振に到達した。

涌井は横浜高から2004年のドラフト1巡目で西武入り。その後、ロッテ、楽天、中日と渡り歩き、2009年に沢村賞、最多勝には4度輝くなど、昨年までの19年間で通算159勝(156敗)を挙げた。中日で2年目となる今季はオープン戦で結果を残し開幕ローテ入り。この日は今季初登板で5回まで無失点と抜群の安定感を披露している。

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