票の数え直しで当落が逆転したうるま市議選 市選管の委員4人全員が辞表 「一身上の都合」 

 沖縄県うるま市選挙管理委員会の比嘉弘之委員長を含む委員4人全員が、辞表を出していたことが27日分かった。4人は18日、「一身上の都合」を理由に辞表を提出した。3月末で退職する。任期は4年で、来年7月25日まで残っていた。市選管事務局は「一身上の都合のため、退職理由は詳しく聞いていない」としている。4月以降は補助員4人が代わりを務める。

 4人は得票の誤りが見つかった2022年のうるま市議選の選挙業務に携わった。

 2.197票差で天願浩也氏が最下位当選し、落選した伊礼正氏が異議を申し立てた。県選管は23年3月、再点検や審査で伊礼氏側が4票増えたとし、天願氏を当選無効と裁決した。

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