犬を『見つめ続けてはいけない』理由 目をじっと見つめるデメリットや正しい視線の送り方まで

犬を見つめ続けてはいけない理由とは?

昔から「犬を見つめ続けてはいけない」といわれてきましたが、本当の理由については実はよく知らない、という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、犬を「見つめ続けてはいけない」理由や、じっと見つめるデメリットについてご紹介します。

敵意を表す意味として捉えられてしまうから

犬をはじめとする動物同士の世界では、「目を見つめる=敵意をあらわす」と捉えられることが多いです。これは、人間同士でいうところの「がんをつける」と近い状態であるため避けるべきでしょう。

ただし、これは愛犬と飼い主の間ではなく、初対面の犬など、信頼関係が構築されていない未知の相手が該当します。

中には、相性が合わない家族などに敵意を示すこともありますが、何らかの理由がなければ、愛犬が飼い主に対して敵意を示すことはほとんどありません。

不安や恐怖心を与えてしまうから

愛犬をつい見つめてしまう、という方は注意しなければなりません。不用意に犬を見つめ続けると、「何か問題があるの?」「怒られるのかもしれない」といった不安や恐怖心を与えてしまうことがあります。

人間同士でも同じシチュエーションがあれば、犬と同様に嫌な気持ちになりますよね。

また、無言でにらみつけると、必要以上にストレスを与えてしまう可能性があるので、愛犬を叱る際には注意しなければなりません。

緊張してしまうから

犬は飼い主さんからジッと見つめられると、嬉しさよりも不安や恐怖心、さらに別の緊張が走ることもあります。

例えば、「もしかすると動物病院に連れて行かれるのかも」「お風呂に連れて行かれるのかな」など、犬にとって苦手なことが始まる予感を与えてしまうことがあるのです。愛犬に不快なトラウマを与えないためにも、目を見続ける行動は避けるべきといえるでしょう。

また、犬が苦手なことを始める際には、犬に気づかれないように、通常通りの態度で接することを心がけてください。

犬と仲良くなる正しい視線の送り方

犬と目を合わせることは、必ずしもデメリットばかりではありません。むしろ、愛犬とは頻繁に目を合わせることの方が望ましいです。

愛犬との絆を深めるためには、アイコンタクトを取り合う仲を目指すことが重要です。アイコンタクトは一瞬目が合えばOKなので、目を見続ける必要はありません。

また、犬は飼い主に対して嬉しさや楽しい気持ちを、アイコンタクトを通して送ってくれるので、ぜひ気持ちをくみとってあげましょう。

例えば、散歩中には「楽しくてたまらない!」というポジティブな感情が含まれていたり、ゴロンと横になっているときは「幸せだなあ」と思っていたりするものです。

アイコンタクトは、犬との信頼性が大きく影響するコミュニケーションツールのひとつなので、一日に何度も目が合う仲をぜひ目指してください。ただし、愛犬とアイコンタクトを取る練習を、わざわざ行う必要はありません。

先述したとおり、不用意に犬を見つめると、不安や緊張感などを与えてしまうことがあります。お互いの信頼関係が深まることで、自然に目と目が合うようになりますよ!

まとめ

今回は、犬を「見つめ続けてはいけない」理由について解説しました。

かわいい愛犬のことはついつい見つめてしまうものですが、チラ見をしたいときは、不安な気持ちにさせない程度に行いましょう。

愛犬とはアイコンタクトを取り合いながら、これまで以上に絆の深い関係を目指してくださいね。

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