センバツ報徳が2年連続決勝へ 中央学院に4-2 健大高崎と優勝懸け31日対戦

中央学院-報徳 4回裏報徳1死二、三塁、辻本が右前適時打を放ち、2-1と勝ち越す=甲子園球場(撮影・笠原次郎)

 第96回選抜高校野球大会第10日は30日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準決勝2試合があり、前回準優勝の報徳(兵庫)は中央学院(千葉)を4-2で退け、2年連続で決勝進出を決めた。もう1試合は高崎健康福祉大高崎(群馬)が5-4で星稜(石川)を破った。報徳は2002年以来3度目の優勝を懸け、31日の決勝に臨む。

 報徳は一回、斎藤佑征一塁手の4戦連続適時打で先制。四回に追い付かれたが、その裏の攻撃で辻本侑弥左翼手の適時打、間木歩投手のスクイズで3-1とし、五回にも山岡純平二塁手の適時打で差を広げた。間木投手は九回途中まで投げて2失点に抑え、最後は今朝丸裕喜投手が締めた。

 兵庫勢が2年続けて決勝に進むのは1932、33年の旧制明石中(現明石高)以来で、当時はいずれも準優勝だった。

 決勝は午後0時半開始予定。(初鹿野俊)

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