明治安田J1リーグ第5節第2日の30日、昨季覇者のヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でコンサドーレ札幌と対戦し、6-1で大勝して今季のホーム初勝利を飾った。神戸は3勝1敗1分けで勝ち点10とした。
神戸は終始主導権を握り、MF宮代大聖とMF武藤嘉紀の各2ゴールなどで圧倒した。前半8分、FW大迫勇也がペナルティーエリア付近で右足を振り抜いて先制。同24分には宮代が相手DFをかわし、ゴール右下に決めた。同43分には、武藤の今季初ゴールで3点目を奪った。
後半4分には、ゴール前の混戦で宮代が押し込み、自身2点目。同27分にはCKからDF山川哲史が頭で合わせた。ロスタイムにも武藤が追加点を決めた。
札幌は同28分にオウンゴールで1点を返すのがやっとだった。
【ヴィッセル神戸】川崎製鉄水島サッカー部が母体。クラブ創設後の初練習を予定した1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した。96年の日本フットボールリーグ(JFL)2位でJリーグ昇格が決定。成績不振に伴う経営難となった2004年、楽天を率いる三木谷浩史氏の個人資産管理会社が営業権を取得し、15年に楽天グループの傘下に移った。
元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら国内外のスターを擁した20年元日、クラブ初タイトルとなる天皇杯を獲得。発足29年目の昨季、J1リーグを初制覇した。