これは私の大切な友人から、彼女の身に起きた出来事を聞きました。モラハラ男の実態に驚きが隠せませんでした。
婚約者と同棲
私には婚約中の彼がいます。今後2人で住んでいく予定でマンションを購入し、同棲を開始しました。
婚約中の現状、私も彼もフルタイムで就業していて、平日は帰宅時間が遅くなることも。食事の用意や洗濯、掃除などは基本的に私が担っているのですが、繁忙期は帰りが遅くなってしまいすべてが上手にこなせません。
家事を一切手伝わない彼
仕事でトラブルが起き、帰りがあまりにも遅くなってしまいそうだった日、食事の準備ができないため彼に連絡しました。
「今日は帰宅時間がとても遅くなるから、自分でご飯を用意してくれる?」と尋ねると、「買ったものでいいから、遅くなっても待ってるね。」と。たまに自分のご飯を自分でしてということすら、彼は自分で動こうとしません。
仕事が忙しく掃除が行き届いていないと、「いまから掃除もできないで、結婚したらどうする気? 俺が教えてあげるから掃除を勉強しろ」と言うのです……。あまりに無理がある生活だったため、「私も働いているから、あなたが余裕のあるときには掃除をしてくれない?」と頼むと、「さっそく投げ出すのか」と怒られてしまいました。
彼の親が我が家へ訪問することに
仕事と家事に追われ、自分のこともままならない生活を送っていた状況で、彼から彼の両親が私たちの住むマンションに遊びに来ることになったと伝えられました。
彼の両親が遊びに来る日はわかっていたのですが、仕事が忙しく毎日帰宅時間が遅くなっていたため、その前日の夜の段階で掃除ができていませんでした。
そんな状態で彼は「こんな状態を俺の親に見られてもいいの? 結婚反対されるんじゃない?」と言うのです。
「もう時間もないから一緒に片付けよう」と提案すると、「俺はありのまま、この状態を見られても問題ないんだ。困るのは君だろう?」と言い、そのまま遊びに出掛けてしまいました。
結局私は夜から掃除をはじめ、朝方まで一人で片づけました。そして彼が帰ってきたのはようやく掃除が終わった朝。
結末
そんな風に家事を一切しない彼と生活を送っていましたが、ついに彼からプロポーズをされました。
しかし、念願の結婚だったはずが、私の本心は少しも嬉しくないと感じていることに気がつきます。気持ちを整理してみて、やっぱり喜べないままだったので、婚約を解消して彼とは別れてマンションを出ていきました。
まとめ
私の友人とモラハラ彼氏の生活の一部始終でした。
友人には幸せになってほしいので、この決断は正しかったと思います。彼にも何か理由があったのかもしれませんが、もう少し友人に歩み寄ってくれるなど、協力の姿勢が見られたらよかったですよね。みなさんもあまりに酷い家事の押し付けに屈する必要はないと思いますよ。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A