群馬・渋川市長と面会時「強い決意感じた」 専決処分巡り議長

 群馬県渋川市の高木勉市長が新年度一般会計当初予算案を専決処分した対応を巡り、市議会の安カ川信之議長は29日の記者会見で「強い決意で処分に臨むと感じた」と述べた。25日の3月定例会で市議会が予算案を否決、閉会後に高木市長と面会した際の感触として明らかにした。

 安カ川議長は面会時、年度内に臨時会を開き、反対討論を踏まえ修正した予算案の提案も一案と示したが、高木市長は修正せず専決処分する方針を伝えたという。議員が修正案を出さないまま本会議で否決した経緯については「議員側の姿勢はどうだったのかという議論は残る」と指摘した。

 一方の市は1日発行の広報紙と併せ、専決処分の判断を市民に説明するチラシを配布する。

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