「走らなきゃ使わないんで」6発大勝の神戸、吉田監督がチームの好調ぶりに手応え「本当にみんなよくやってくれた」

ヴィッセル神戸は3月30日、J1第5節で北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦。6-1で完勝を収めた。

開始8分の大迫勇也の先制点を皮切りに、24分に宮代大聖、43分に武藤嘉紀がネットを揺らす。3点リードで迎えた後半も攻撃の手を緩めず、49分に宮代、72分に山川哲史が加点。73分にオウンゴールで失点も、90+5分、武藤の得点でゴールラッシュを締めくくった。

吉田孝行監督は試合後のフラッシュインタビューで、「前半から自分たちのサッカーを攻守にできました。もっと点が入ってもおかしくないシーンもありましたし、本当にみんなよくやってくれた」と手応えを示す。

負傷明けの菊池流帆がピッチに立ち、山内翔がプロデビューを飾るなど、収穫の多いゲームでもあった。

「流帆も長い怪我から復帰で、どこかで使いたいなというのはあったんですけど、やっぱり彼の高さは武器になるなと思いました。山内にしても、プロとしての一歩を踏めたのは良かったなと思います」

【動画】神戸がゴールラッシュ! とどめの6点目は武藤!
また、インタビュアーに「神戸の選手のコンディションの良さが際立っていると思います。その点はいかがですか?」と問われると、指揮官は次のように応じる。

「走らなきゃ使わないんで。はい、そこだけです。ただ走ればいいってもんじゃないんですけど、チーム戦術を守りながら、走ってくれればいいかなと思います」

この調子で、中3日で続く3連戦を勝ち抜けるか。次は4月3日にサガン鳥栖、その後は同7日に横浜F・マリノスと相まみえる。吉田監督は「しっかり3勝できるように頑張ります」と気合を入れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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