兵庫県教委、不登校対応に学校支援推進官を新設 女性管理職は25.1% 6684人が人事異動

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は30日、県内公立学校の教職員や県教委事務局職員ら総勢6684人の4月1日付人事異動(退職者は3月31日付)を発表した。女性管理職の割合は25.1%で、2023年度より1.1ポイント増加した。(20、21面に幹部一覧)

 増加する不登校の児童生徒への手厚い支援を狙いに、県教委義務教育課内に「ひょうご不登校対策推進センター」を設置し、事務局長として学校支援推進官を新設する。

 教職員の研修機能の強化と業務効率化のため、加東市にある教育研修所と特別支援教育センターを統合し「総合教育センター」を設ける。教職員の初任者研修や経年次研修などで活用するほか、教育研修に有効な研究プログラムの研さんを行う。

 川西市には、知的障害のある児童生徒を受け入れる「県立カリヨンの丘特別支援学校」が開校する。

 女性管理職は597人。異動の内訳は、市町立学校4271人▽県立学校2066人▽事務局347人。総勢は、過去5年間の平均(6989人)より305人少ない。 (久保田麻依子)

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