住民の交流の場に 福島県いわき市川前町に「小さな拠点おおか」オープン 500円でランチ提供

おおかで提供予定のランチを試食する関係者

 福島県いわき市川前町の交流施設「小さな拠点おおか」が26日、グランドオープンした。昨年5月のプレオープンから約10カ月。拠点を運営するNPO法人小さな拠点おおかの永山正一理事長は「これからが本番」と力を込める。

 毎週火・木曜日を中心に営業し、500円でランチを提供している。住民の交流の場としても開放し、健康相談や体操教室なども開いている。

 式典が行われ、永山理事長が「町内には小売店や医療機関がない。地域内で年齢を重ねていける川前をつくりたい」と意気込んだ。来賓の内田広之市長があいさつした。

 川前地区は現在、337世帯812人が暮らす。人口の約53%を65歳以上の高齢者が占めている。運営ボランティアのさらなる確保に向け、魅力発信に務める。

 営業時間は午前10時から午後1時まで。

 同日、法人による一般ドライバーが乗客を有料で送迎する取り組み「自家用有償旅客運送」も始まった。

(いわき版)

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