山木屋に防災拠点 「とんやの郷」隣接地 2026年春、運用開始へ 福島県川俣町

 川俣町は町内山木屋の復興拠点商業施設「とんやの郷」の隣接地に「山木屋地区防災まちづくり拠点施設(仮称)」を整備する。2026(令和8)年春の運用開始を目指している。

 施設は平屋で、延べ床面積は約500平方メートルの見込み。災害時には100人ほどが避難できる。備蓄倉庫には水や食料を保管し、有事に備える。敷地面積は約5千平方メートル。福島再生加速化交付金を活用し整備する。

 山木屋地区の居住人口は3月1日現在、324人(160世帯)で高齢化率は6割を超えている。町は住民が災害時に安全に避難できる場所を確保するため整備を決めた。住民の帰還促進、移住・定住者の増加にもつなげたい考えだ。

(県北版)

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