“マストウィンゲーム”でレイカーズに快勝したペイサーズ。指揮官は「もうすべてがプレーオフの試合」と気を引き締める<DUNKSHOOT>

現地時間3月29日(日本時間30日、日付は以下同)にゲインブリッジ・フィールドハウスで行なわれたインディアナ・ペイサーズとロサンゼルス・レイカーズの一戦は、ホームのペイサーズが109-90で快勝を収めた。

今季成績をイースタン・カンファレンス6位の42勝33敗(勝率56.0%)としたペイサーズは、パスカル・シアカムがチームトップの22得点に11リバウンド、6アシスト、タイリース・ハリバートンが21得点に8リバウンド、8アシスト、2スティールと2枚看板が躍動。そのほか、ベンチからTJ・マッコネルが16得点を稼ぎ出すなど、計6選手が2桁得点をマークし勝利に貢献した。

この日、イースト7位のマイアミ・ヒートは142-82でポートランド・トレイルブレイザーズに大勝しており、ゲーム差は1.0のまま。プレーオフへのストレートインに向けて、気の抜けない戦いが続いている。
ただ、それは現在ウエスタン・カンファレンス9位で、6位ダラス・マーベリックスと2.5ゲーム差、逆に11位ヒューストン・ロケッツとも2.5ゲーム差というレイカーズも同じこと。リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)が「もうすべてがプレーオフの試合なんだ。相手は順位表で自分たちの位置を確保するために戦っている。それは我々も同じなんだ」と話したように、両チームともポストシーズン進出に向けてマストウィンゲームが続いているなかで、この日はペイサーズに軍配が上がる格好となった。

ペイサーズの次戦は中2日空いて4月1日、同じく本拠地でブルックリン・ネッツと対戦する。2019-20シーズン以来、4年ぶりのプレーオフ進出を確定させるためにも、1勝ずつ着実に積み上げていきたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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