「コンセプトを90分、やり遂げてくれた」首位快走の町田、黒田監督の采配も光る「なかなかハマらなかったが...」

FC町田ゼルビアは3月30日、J1第5節でサガン鳥栖とホームで対戦。5分に藤本一輝のゴールで先制すると、34分に追いつかれたものの、54分と57分にオ・セフンが立て続けに得点し、3-1で勝利した。

4連勝で首位をキープ。試合後のフラッシュインタビューで、黒田剛監督はまず選手たちの高い集中力に言及した。

「目の前の一戦にすべてを懸けるという意味では、前の3連勝を気にすることなく、しっかりとこの一戦に集中して取り組んでくれたと感じます」

鳥栖戦で一番上手くいった点は、後半の守備のプレスだったという。

「前半は1-1と、1点返されたところまでは、なかなかハマらないところもあったのですけども、システムを変更しながら噛み合わせを良くしていったところで、迷いなくしっかりとボールにいけたという印象です」

守備がより安定したことで、攻撃の勢いも増した。

「最後まで守勢になることなく、4点目、5点目を取りに、果敢に攻めてくれたと思うし、チームがコンセプトに掲げたことを彼らが90分、やり遂げてくれたと思います」

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また、3アシストとチームの全得点をお膳立てしたU-23日本代表帰りの平河悠を、こう称えた。

「代表ですごく自信をつけて帰ってきたところもありますし、彼のところがチームの中で起点になりますので。そこを信じて仲間も走ってくるというのを考えると、すごく良い仕事をしてくれました」

この日は7000人を超える観客が集まった。指揮官は「ありがたいですね。毎週、毎週、休みの日を使って足を運んでくれるファン・サポーターには感謝したいです」と笑顔を浮かべ、「まだまだ、これから勝ち上がっていく姿をファン・サポーターの目に焼き付けたいので、これからもどんどんスタジアムに足を運んで応援してほしいです」と呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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