最後の校歌を交響楽団と演奏 1万人を送り出した高校が50年の歴史に幕 広島県立安芸高校

3月31日で閉校となる広島県立安芸高校で、広島交響楽団と音楽部卒業生らによるコンサートが行われました。

この取り組みは、閉校となる学校の校歌を最後にオーケストラで奏でようと広島交響楽団(広響)が11年前から取り組んでいるものです。

30日は、県立安芸高校の体育館に卒業生や地元の人たちおよそ300人が招待されました。

安芸高校の校歌は、広響と音楽部の卒業生らが一緒に演奏しました。タクトを握った、広響の 下野竜也 音楽総監督にとっても、7年の任期を終える最後の公演となりました。

広島交響楽団 下野竜也 音楽総監督
「OBの方々が涙ぐまれながら、泣きながら弾いていらっしゃる姿を見ていると胸に迫るものがありまして…。きょうは本当にいい機会にご一緒させていただいたと思っています」

開校以来、1万人近い卒業生を送り出してき安芸高校は、31日、50年の歴史に幕を下ろします。

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