奈良市の富雄丸山古墳から出土した古代東アジア最大の鉄剣「蛇行剣」の一般公開が、30日から橿原市内で始まりました。
富雄丸山古墳から出土した「蛇行剣」は、土などを取り除くクリーニング作業が終わり、30日から初めての一般公開が始まりました。
長大で、把(つか)に刀と剣の構造をあわせ持つなど、これまでに例のない蛇行剣を一目見ようと朝から大勢の人が列を作りました。
訪れた人たちは全長2m85cmにもなる蛇行剣の大きさに驚きの声を上げ、写真に収めていました。
訪れた人は―
「表面の質感というか、そういうものはテレビとかでは分からないので、本当に現物を見てこそだなというそんな感動がありました。」
「大きいし、鞘とかも残った状態で出ているというのがやっぱりすごいなと思いました。後世までずっと伝えられるように、また公開してほしいと思います」
蛇行剣の一般公開は、県立橿原考古学研究所附属博物館で4月7日まで行われます。