BARで、店員「もうお支払い済んでます」客「ふざけんな!」→ あり得ない【お会計】に「最低だな!!」

独身時代の筆者の体験談です。ひとりで行きつけのBARでお酒を飲むのが大好きだった時期がありました。その日も知り合いや店員さんたちと盛り上がりますが、泥酔し、ソファーで寝込んでしまいました。「あ! お会計!」飛び起きて店員さんに声をかけると、なんと驚きの言葉が返ってきたのです。

行きつけのBAR

私が独身だった頃の話です。特に恋人もおらず、週末は行きつけのBARで飲むのが楽しみでした。
同世代の店長と話をするのはもちろん、ほかのお客さんとの出会いもありました。
俳優さん、スポーツ選手、お医者さん、外国人……と、普段なら接点のない人たちと話をし、見知らぬ世界を教えてもらえることが、当時は新鮮だったのです。
会話が盛り上がると、お酒をごちそうし合います。
そんな時は、恥ずかしながら、酔っ払うこともたびたびありました。

楽しく飲んでいた……はずが?

その日も、深夜までBARはお客さんで賑わっていました。
シャンパンを開けて、みんなで会話を楽しんでいたはず……でした。
カウンターに座っていたはずの私は、いつのまにか、ソファーに横になっていました。

「やってしまった」
すっかり眠り込んでしまい、気づいたのは朝。
「ごめんなさい、お会計まだだった! いくらですか?」
バッグからお財布を取り出すと若い店員さんが、答えます。

「それはダメでしょ……」

「ああ、もう大丈夫っす。済んでます」
何でもない顔をしています。
「誰かが代わりに支払ってくれた?」と聞くと、「いえいえ、カード切らせてもらいました」
はあああぁぁ!?
よく話を聞くと、店員が私の財布からクレジットカードを出し、勝手に支払いを済ませていたのです。
「寝てた私も悪いけど、それはダメでしょ」
ドン引きの私に、店員はニヤニヤと笑みを浮かべていました。
レシートを確認すると、不正はありませんでしたが……

その日のうちに店長に報告をしたところ、若い店員さんは即刻クビになりました。
寝ていた私が悪いのですが、人の財布を勝手に開けてクレジットカードを使用するというのはさすがにだめですよね。
親しき仲にも礼儀あり。普段は若い方とも仲良くなる私ですが、そこは許せないラインでした。
みなさんは、どう思いますか?

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:田中つぐみ

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