「積極的に仕掛けようと決めていた」1G1Aでチームを逆転勝利に導いた仙台MF相良竜之介。自身の逆転弾は会心の一発「上手く横に外せた」

ベガルタ仙台は3月30日、J2第7節で横浜FCと敵地で対戦し、2-1で競り勝った。

勝利の立役者は、1ゴール・1アシストとチームの全得点に絡んだMF相良竜之介だ。

左サイドハーフで先発した相良は、1点ビハインドで迎えた57分、左SB石尾陸登から縦パスを受け、敵陣深くで切り替えすと、右足でクロスを上げ、中山仁斗の同点弾をアシスト。

さらにその5分後、中央に切り込んだ郷家友太からエリア内でパスを受けると、相手DFとの間合いを確認。右足で巻いた技ありのシュートでネットを揺らした。

【動画】相良竜之介の逆転弾!
試合後、「前半からボールを持ったら積極的に仕掛けようと決めていた」と語った相良は、中山のゴールをアシストしたシーンをこう振り返った。

「チームとしてあそこ(敵陣の深い位置)を取ったらチャンスになるということは、みんなで共通認識を持ってやっていました。(ボールが)出てきた時点で切り返したら、(相手DFとの)距離ができるなとも思っていて、中を見る余裕もあって、仁斗君がいたので、ファーに蹴るだけでした」

そして、自身の逆転弾については、「トラップして、最初は剥がして打とうと思いましたけど、距離もできていたので、上手く横に外して、巻いてイメージ通りのシュートでした」と語った。

これで今季3ゴール目をマークし、リーグ戦7試合目にして自身のキャリアハイに。コンスタントにゴールを積み上げられている要因については、こう明かす。

「相手のゴール前の怖いところにポジションを取れているので、そこがいいのかなと思います」

次節は4月3日にホームで愛媛を迎え打つ仙台。相良のさらなる活躍に期待だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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