キリアン・マーフィーに「ピーキー・ブラインダーズ」映画版など2つの新作企画が

『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィーが、マーク・A・ブラッドレイのノンフィクション小説『血に石炭が流れる:ヤブロンスキー一家殺人事件とアメリカ炭鉱労働者組合の戦い』Blood Runs Coal: The Yablonski Murders and the Battle for the United Mine Workers of America の映画化作に主演し、製作にも参加する。

原作は、1960~70年代のペンシルバニア州で起きた実話を描くもの。炭鉱労働者ジョック・ヤブロンスキーは、組合長のトニー・ボイルによる組合資金の不正使用を告発し、組合長の選挙に立候補するが、ボイルが雇った殺し屋により妻と娘と共に殺害される。生き残ったヤブロンスキーの長男チップは、トニーを告発する訴訟を起こす。マーフィーが演じるのは、長男チップの役。脚本は『フォード&フェラーリ』に参加した2人、ジェズ・バターワースとジョン=ジェンリー・バターワース。監督は未定。製作はユニバーサル・ピクチャーズ他。
また、キリアン・マーフィーは、2022年に完結した彼が主演する人気ドラマシリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」の映画版にも主演する。ドラマは英BBC製作で、第一次世界大戦後の英国バーミンガムのギャングたちを描くもの。ドラマのクリエイター、スティーヴン・ナイトが映画版の脚本を手がける。映画はドラマの続きを描くものになるとのこと。今後のニュースを待とう。

© 株式会社近代映画社