2月に開幕を迎えたJリーグ。創設から30年以上が経過し、そのリーグやクラブの歴史も濃密なものとなってきた。
今回は九州からJリーグに参戦したアビスパ福岡から「最強の外国人選手」をセレクトしてみた。
ウーゴ・マラドーナ
生年月日:1969年5月9日
アビスパ福岡所属:1995~1996
あのアルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナの弟にあたる選手。1992年にサガン鳥栖の前身であるPJMフューチャーズへ加入し、1995年にアビスパ福岡の前身である福岡ブルックスへやってきた。
JFLで中心的な攻撃的MFとして活躍し、同じアルゼンチン人のトログリオやマジョールとともにプレー。1996年にはJリーグで8ゴールを決めた。
アレックス
生年月日:1983年4月16日
アビスパ福岡所属:2003~2007
アビスパ福岡で5シーズンに渡ってレギュラーを務めたレジェンド。小柄ながら前線から最終ラインまでこなすユーティリティ性と左足のキックを武器に活躍。2007年にはJ2で26ゴールを決めた。
2008年からは柏レイソル、ジェフ千葉、鹿島アントラーズ、徳島ヴォルティス、カマタマーレ讃岐とJリーグのクラブで長くプレーし、現役引退後も日本で指導者を続けている。
ホベルト
生年月日:1979年2月20日
アビスパ福岡所属:2004~2007
アビスパ福岡でクラブの歴史上初となる外国人キャプテンを務めたホベルト。Jリーグでも有数のボランチとして活躍し、強力なディフェンス能力で中盤の要となり、昇格の立役者になった。
2007年にはオーストラリア人選手の大量獲得の煽りを受けて大分トリニータへと移籍し、その後サガン鳥栖、横浜FC、FC東京でプレーした。
ウェリントン
生年月日:1988年2月11日
アビスパ福岡所属:2015~2017、2023~
ブラジル人ストライカーという点ではベンチーニョも捨てがたいところだが、やはりアビスパ福岡といえばウェリントンという印象が強い。湘南ベルマーレでJリーグを経験し、そして2015年に福岡へとやってきた。
2年半のプレーで32ゴールを決めたあとはヴィッセル神戸へと移籍。さらにボタフォゴと湘南ベルマーレを経て昨季アビスパ福岡へと復帰している。
エミル・サロモンソン
生年月日: 1989年4月28日
アビスパ福岡所属:2020~2021
ブラジル代表を2名輩出!ベガルタ仙台の「史上最強外国人選手」TOP5
スウェーデン代表でもプレーした経験を持つ右サイドバック。ヨーテボリで長く活躍したあと、2019年にサンフレッチェ広島へと加入し、Jリーグでデビューを果たした。
そして次年度はアビスパ福岡へと期限付き移籍し、J2で39試合に出場するなど主力として活躍。ディフェンダーながら10アシストを決めて昇格に貢献し、2021年もJ1で30試合以上でプレーした。