Jデビュー1分で仕事! 川崎F山内日向汰、“1年先輩”山田新にアシストで「そこもうれしいけど…(笑)」

30日に行われた明治安田J1リーグ第5節、川崎フロンターレとFC東京による“多摩川クラシコ”は、3-0でホームの川崎Fが勝利した。

川崎Fは前半に1点のリードを得ると、72分には相手に退場者が出たことで数的優位を獲得。2点を追加して快勝を収めた。相手を突き放す得点となった82分のゴールは、直前に投入された山内日向汰が左サイドで仕掛けて深い位置に侵入。クロスを同じく投入されたばかりの山田新が押し込む形だった。

試合後、アシストを記録した山内は「1選手として自分ができることをやろうということで、そういう部分ではうまく結果を残せて良かった」と、数字がついてきたことに喜びを示す。

山田とは川崎F下部組織育ちで、トップチームに上がれずに桐蔭横浜大学に進学。そこから特別指定選手として川崎Fに戻ってくるというキャリアが同じで、誕生日もともに5月30日生まれという、正真正銘の“1年先輩”にあたる。先輩の今季2点目をお膳立てできたことに、「そこもちょっとうれしい」と素直な感情を示し、「あまり言うと気持ち悪いと言われるので(笑)、コメントはしないです」と照れつつ、良好な関係性をうかがわせた。

自身は2023年シーズンに特別指定選手として川崎Fに在籍し、2024年のFUJIFILM SUPER CUP 2024で公式戦初出場。この日の試合がようやくJリーグでのデビュー戦となった。「自信もつきましたが、まだまだ本当に足りない部分だらけなので、そこはもっと突き詰めたい」と意欲的に語り、「まずはコンスタントに試合に出続けることと、より違いを出せる選手になることは日頃から意識しているので、そういう部分をもっと出していければと思います」と、ここから川崎Fの一員としてさらに存在感を出していくことを見据えている。

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